創作ノート④ こどもの眼で・slow slope

おえかき部「梅雨を描く」2017.6/16

 絵筆で雨雲を転がす。見世物としての社会から、自然環境に依存する社会へスライドさせる発想とは何だろう?つまり、お金じゃない、だけどお金が要るということ。

 

たそがれをボロに込めて開く回路

 

しのだち農園「いなべ田植え体験会」2017.5/28

 味噌汁が好きだ。スポーツでは初期動作で勝負が決まるように、予測不能な先の明暗がはっきりと分かれる。スープはきっと姿勢なのだろう。味噌づくりはしたことがないが、作り手によって十人十色、非常に個性が出せる。

 体験会は、大豆ではなく、お米の田植えから稲刈りまでほぼ全工程である。いなべ米は、30キロ貰えるとのこと。しかし、三重県の獣害はかなり深刻、サル、シカ、イノシシ、キツネ、ウサギ、リス、カモシカ、もう切りがない。経営は難しいが、今だから福祉避難所が必要だ。特に友産友消は侮れない。食物がドカッと軒先においてあるだけで、ジーンときてしまう。

「農をやっていれば究極、雨露をしのげる家さえあれば飢え死にすることはない。お金はなくても食べていけるのは、とても心強いことに違いない。」p31小島希世子・ホームレス農園より引用

 

参考

藤原さくら「My Way」

Spitzアジサイ通り」

棲13号「装うの向こうに」自由空間

 

 

 

 

 

 

創作ノート②   ・ecru

あぐりの杜プロジェクト・活動内容「竹炭をつくろう」(2017.5/14)

 

現在という斜面を滑る 農福連携 

「過去をひきずり、先を見越してばかりいると、現在がぼやけてしまう。現在(Now)この場所に(Here)存在する自分(Myself)を見据えることで、過去も未来もしょせん、現在のなかにしか存在しえないことが理解できるはずだ。在るのは現在のみ。それで十分事足りる。」ジェリー・ロペス(プロサーファー)

 私にとってのあぐりの杜プロジェクトは、老朽化した巨大な家屋と敷地を、セルフ・ビルドすること。(ルールは1つ、やったことがないから、できひんは禁句)、生存空間を作り直すことだと思う。

 

KUWANA CITY MUSEUM 新見美術館コレクション 珠玉の日本画

 

 侘び(わび)は粗末な、然び(さび)は、ものの本質が、時間の経過とともに表に現れること。侘び然びは、一流と物乞いの接点とも云うべき、格差社会を破壊する世界観である。70年代のイギリスが到達した、90年代のアメリカが経験した、もう1つの創出。

  丸木位里(まるきいり)丸木俊(まるきとし)の「飛天」や、竹内栖鳳(たけうちせいほう)「疎柳寒雀」は、パンキッシュな作品。シンプルになればなるほど、人々の印象に強く残る。2016.2/1

(枯淡(こたん)※と聞くと、わざわざ弱らせて手を掛けている印象を受ける。実際、完全に弱り切っているのにだ。いつまでそんなことを続けるつもりだろうか。※俗っぽさがぬけ、あっさりしたさま)

 

 参考

手島咲子「ウィリアム・モリスクラフトマンシップ」2000

棲3号「里山をたずねて」自由空間(2010)

棲10号「生き直す棲」自由空間(2014)

Ryuichi Sakamoto「Fullmoon」

 

 

 

 

 

 

 

創作ノート③妄想・莫妄想

おえかき部・活動内容「貝合わせをつくろう」(春から初夏の静物)2017.5/26

 脳が委縮するとは一体どういうことなんだろう?貝を合わせながら考えてみたい。

社会生活を営む上で支障がある場合を障害と定義し必要が発生するが、実質どうなのか?(医学的根拠がある場合を除くと、)当事者の言葉を借りれば、できないと思うことが、障害という強い思考も真実である。と同時に、弱い思考の考え方は、身上監護の時代に入ることだろう。介護保険制度の運用や病院の契約等、多岐にわたるため、成年後見人の責任はかなり重い。それは、できるとしてもするべきではない※という感覚だ。

現代思想「ポスト3.11のエコロジーエコロジーの大転換」p35(2011)より引用

 

同期しない 長い句読点を打つ

Borderless Art Museum NO-MA「ing...障害のある人の進行形」

 ガザのアーティストたちが停戦直後に半壊した建物に破壊を免れた自分たちの作品を持ってきて、動画で撮影したものを「廃墟のなかのアート(Art in the ruins)」と名づけて発信したことがありました。なぜアートなのか。それは、自分たちは人間なんだというメッセージがあるからです。ホロコーストを経験したユダヤ人たちが、今度はパレスチナに対してホロコーストを行っている。戦いとは、この反復に引きずり込まれることなく、人間の側に留まろうとすることなのです。現代思想「戦争の正体・非戦争化する戦争」p54.何が生を支えるか(2014)より引用

 アウトサイダーアートに興味があるのなら、自分で疾患を抱えてみれば済む。そのとき私は、冷静ではいられなくなる。パニックだ。だから、全く別の意味で、精神科学の知識の応用は、戦争や紛争という疾患に抵抗するために用いられる。少なくとも、人間をカテゴライズして、客体化するためではない。それでも医学的根拠のない、定義は執拗について回る。はっきりしているのは、パッと見た感じだということだ。

 このバンド、A面は「Libido」、B面は「Timeless」とあった。想像しただけで、剥き出しのメロディが聴こえるシングルなのだった。このレコードに(そっと…)、針を落とし、リズムに合わせ、身体を揺らせば、OKだ。(2016.1/5)

 

参考

NakamuraEmi「やまびこ」

The Lemonheads「Big Gay Heart」

宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」「四月の水仙花」「なめとこ山のくま」「風の又三郎」「どんぐりと山猫」

 

 

創作ノート①こどもの眼で・slow slope

おえかき部・活動内容「音から絵を描く」(2017.4/28)

 ガンジーの鍬が並んだ人の道に

 学生の頃、ヨーコ・オノさんの「グレープフルーツ」とジョン・レノンの「ジョンの魂」を読んでいました。ビートルズを聴かないために。ラジオで浴びてますが、今では音楽を開封しません。そこから何も生まれてきませんでした。

 「国旗の日に、メッセージの書かれた旗を掲げる。自分の気持ちを伝える旗を。I LOVE YOU、YES 、HELPなど。そして、何が起こるか待つ。」街の作品Ⅸ.Yoko Ono・Acorn.河出書房新社(2015)より

 これらの作品に関して、作家の吉本ばななさんの解説があります。以下、解説。

空想はたちまちほんとうの力を持って、現実を覆うすべての壁を少しずつ動かしはじめる。その秘密が描かれたすばらしい本です。

私の音のイメージは、ドット(点画)です。あらかじめ絵の具でも指に塗って、素手で聴いてみたい。記憶を辿って筆で編集するのは、その後が良い。(本音を言えば、床にキャンパス敷いて、ステップ踏むのが筋だと思いますが…)

 

パラミタミュージアム・近代西洋絵画名作展(チェロとピアノが奏でる哀愁の名曲)

 絵画表現というフィルターを通すと、現れるさまざまな感情がある。それを目の当たりにする時、何でこんな気分に苛まれるのかと、こどもの眼が没入していく。しかし、自分と異なる次元を、ヒシヒシと感じるだけで、謎は一向に解けないものだ。なんせモネの作品は、見るという行為では足りない。モネは眼である

 チェロとピアノのコンサートもあった。ノクターン第13番(Nocturne)は、夜通し飲んで騒いで語った後の、夜の瞑想的な雰囲気を持つ楽曲で、ポーランドフレデリック・ショパンの詩。パヴァーヌ作品50(pavane)は、孔雀・Pavoをまねて列を作って踊る、ゆるやかな2拍子の行列舞踏で、フランスのガブリエル・フォーレの作曲。(2015.11/15)

 

参考

Asae Sudou(幼少童話作家) 子供が景気を左右する

Official髭男dism「Trailer」

Crosby.Stills.Nash&Young「僕達の家」